初心者講座

【第12回】チャンネルストリップでプロの音作りを体感する方法

この記事では「チャンネルストリップで音作りをする」ことを目標にします。

 

Cubaseにはコンプレッサーイコライザーなど様々なエフェクターが付いていますが、最初は効能とつまみを理解するだけでも大変です。

あなたがやりたいのは、「音作り」ではなく「作曲」のはずです。この記事を読んで、まずは簡単に音作りを済ませてみましょう!

 

今回はドラムを例にとって書きますが、ほかの楽器でも同様の手順を踏みます。それではどうぞ!

 

①チャンネルストリップを開く

まずは「eボタン」をクリックします。

マキシマイザーの説明

 

すると下のような画面が開きます。

cubaseのインスペクター

 

イコライザーのタブの左に、「チャンネルストリップ」というタブがあります。開いてみましょう。

cubaseのインスペクターでチャンネルストリップのタブを開く

 

こちらのタブでは、イコライザー、コンプレッサー、ゲートなど、エフェクターを左から順番に挿していく構成になっています。

 

②プリセットを読み込む

チャンネルストリップには「適切なエフェクターとそのつまみ設定のセット」である「プリセット」が用意されています。

上の箱マークをクリックして、「ストリッププリセットを読み込み」をクリックします。

cubaseのインスペクターでチャンネルストリップのタブを開く

 

下のように無数のプリセットが出てくるので、「drums」で絞り込み検索をかけて目的のプリセットを探しましょう。

チャンネルストリップのプリセット

 

よく見てみると、スネア、タムなどパーツごとのプリセットもあるのがお分かりでしょうか?

今回はドラムにまとめてエフェクターをかけたいので、「drum buss」というチャンネルプリセットのいずれかをクリックします。

 

するとこのように、プリセットが読み込まれ、エフェクターが挿さりました。

チャンネルストリップのプリセットがささった

 

③エフェクターを後から追加・削除・変更する方法

プリセットを読み込んだ後でも、エフェクターの追加・削除・変更ができます。

  • 【追加】名前右上の▼マークを押してエフェクターを追加できます。
  • 【削除】名前左上の鍋マークを押してエフェクターのオン/オフを切り替えます。
  • 【変更】つまみはマウスで動かして、後から値を変更できます。

 

④チャンネルストリップを使う理由

冒頭でも書いたように、DTMの目的は「音作り」ではなく「作曲」です。

初心者のうちはチャンネルストリップを使って、音作りを簡単に完成させることで、作曲、アレンジの方に集中することをおすすめします。

 

もちろんこのプリセットはすべてプロが作っているので、クオリティは申し分ないです。

むしろ初心者のうちは、チャンネルストリップよりも上手にエフェクターを使うことは難しいかも…?

 

プロに頼るところは頼り、チャンネルストリップで楽しいDTMライフを送りましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

次の記事はこちら

【第13回】コンプレッサーの使い方を徹底解説!

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